経営感覚を持つ県庁・市役所行政人材の養成
□ 行政にも経営感覚を導入しよう(NPMの基本思想)
自治体の"運営から経営"へ
□ マーケティング発想の訓練をしよう
□ 資金繰り体験でコスト意識と事業者の気持ちを分かろう
□ 3つのNoで新鮮。座学No,模造紙作りNo,講義No!
NPM(新公共経営)や新公会計制度のネライは行政/自治体等への経営感覚の導入です。それを講義(理屈)ではなく、経営シミュレーション(ビジネスゲーム,マネジメントゲーム)という研修技法により刺激的に体験学習します。
研修成果は行政を取り巻く環境変化への意識改革だけでなく、公会計制度(決算)への理解や民間事業者とのコミュニケーションにも役立ち、地域経営・地域経済の担い手としての行政マンのスキルを高めます。
- 対象機関: 都道府県庁、市役所、各種自治体、独立行政法人、第三セクター等
- 対象者: やさしく学べることを重視してありますが中堅職員から管理職層が最適です
- 日数: 1日コースまたは2日コース
- 人数: 標準は16〜25名前後。4〜5名×4〜5グループ編成とします。 人数超はご相談ください。
●事例ブログ: 第1回 兵庫県豊岡市役所での経営シミュレーション 中小企業支援担当者研修
第2回 豊岡市役所での経営シミュレーション研修
参加者はチーム(会社)を組み、オフィス機器を販売する企業経営を競います。経営資源に乏しい会社の幹部となって仕入、販売、資金回収の経営サイクルを体験します。
その過程で、一喜一憂しながらも損益の仕組み、各種の支出管理を通じたコスト意識の重要性や資金繰り(キャッシュフロー)の大切さを学びます。どちらかと言うと行政は単年度志向ですが、長期的な視点の大切さも学べます。
発生主義の掛け取引や一連の経営数字を繰り返すことで、B/S・行政コスト計算書の関係、資金繰り体験からは資金収支計算書の意味、さらには純資産変動計算書にいたるフローとストックの財務4表の相互関係を理解することができます。黙って座って小難しい専門語を聞いているだけの研修とは違い、シミュレーションの体験から主体的に学び気づくことができます。
経営サイクルの体験 |
損益と資産形成プロセスの体験 |
NPMのために |
|
|
|
|
|
|
・商売の仕組みってこうだったのか
・資金繰りのつらさが体験できる
・在庫を減らす意味が実感できる
・経営判断の良し悪しが業績にはねかえることを実感できる
・顧客をセグメントする意味が分かる
・短期と長期の視点に気づく |
・粗利や営業利益の意味が分かる
・利益とカネの違いが分かる
・B/Sの右と左の意味が分かる
・減価償却の意味が分かる
参考
●新公会計と財務四表の相互関係 |
|
■コースの特徴
- PC1台のみのローコスト運営。参加者は紙ベースで学習しディスカッションや人前力を重視します
- 運営ポリシーは楽しくてもゲームに陥らず、教育ポリシーは『作ることは体験、繰り返しは理解を深める』
- 分かりやすい月次サイクル方式で、中間決算を入れて4〜6ヶ月で年間決算とします。
- カード型やすごろく風の1人1社形式や計数概念が欠落したコミュニケーションゲームとは違います。
1日コースは平易なモデルを使用しますが7時間ほど必要です。
|
1日コースのプログラム例 |
テーマ |
9:00 |
■オリエンテーション
コースの目的と研修の仕組み
■企業経営に乗り出そう(ルールブック)
・ 社長は誰?、皆でルールを理解しよう
●みんなで4月の経営をスタート
・倉庫と家計簿へ
・見よう見まねで損益計算書をつくろう
●グループ単位で5月の経営
・経営計画〜資金繰りまでをつくろう
|
状況理解
目的を定量化する
ストックの繰越の意味
モノ(商品)の流れと在庫の評価
カネ(現金)の流れと資金繰り体験
掛け取引と発生主義
|
|
1:00 |
・2回目のP/Lは損益の意味を学ぼう
●中間決算
●グループ単位で6月度の経営
・ボーナス月は支払いが重い
・資金に窮した時の対策とは
・B/Sの意味を学ぼう
●7月の経営をしよう
・粗利と利益率、在庫の意味
・マーケティング発想の大切さ
●8月の経営をしよう(予備)
■株主総会でプレゼンしよう
・討議と発表ドキュメントの作成
・発表しよう(3分/社)
・まとめ
|
資金需要と金策
利益が生まれるプロセス
P/LからB/Sまでの作成体験
経営判断と業績の関係
(発表方式は別途お打ち合わせ)
教訓抽出
プレゼンの訓練
財務四表の相互関係 |
5:15 |
|
2日コースのプログラム例です。
|
第1日 |
テーマ |
第2日 |
テーマ |
9:30 |
■開講挨拶
■オリエンテーション
・コースの目的と概要
■ケース環境の解説
・業界の解説
・メンバー編成と役割
・経営方針と目標の設定
■経営シミュレーション開始 |
状
況
理
解 |
・前日の振り返りと今日のテーマ ●中間決算の発表準備
■専務の中間決算発表と質疑
●6月の経営計画と決算
・賞与と資金繰り
・一人で作る決算書 (個人研究)
●管理会計の導入
儲かる商品を限界利益でみる |
フ
ロ
l
ス
ト
ッ
ク
の
相関 |
|
1:00 |
●4月の経営計画
・どのマーケットを狙うのか
・経営計画と資金繰りのつながり
・モノの動きと在庫の意味
・損益計算書を作ろう
●5月の経営計画
経営を繰り返しながら次テーマを学習
・売上-費用=利益のP/L
・売上原価とは、商売の粗利とは
・資産=負債+資本のB/S
・債権債務と資金のズレとは
・棚卸資産が資金を圧迫する意味とは
■理解度確認テストと疑問点アンケート |
経
営
の
全
体
を
見
る |
資
金
繰
り
体
験
と
損
益 |
●7月の経営計画と決算
●8月の経営計画と決算(省略)
■年間決算と総会準備
・黒字会社は剰余金の処分・・配当!
・赤字会社は ・・・ 謝罪?
■株主総会と社長のプレゼン/まとめ
・成功と失敗の教訓抽出
・経営体験の感想
・公会計財務四表の相互関係 |
利
益
と
資
本 |
経
営
戦
略
の
発
想 |
5:15 |
|
|
|
開始と終了時刻は別途お打合せによります。時間配分や内容はコースの進捗により変更されます。
オフィス・DOMEXの経営シミュレーション研修は、退屈な座学でも、模造紙作りに時間と労力を消耗したり、精神論の講義でもありません。新鮮な研修です。
思考(討議)とワークを繰り返すことで知識の定着率を高める刺激的な研修です。
学習テーマが企業経営や財務会計・マーケティングという難しそうなテーマにもかからず、ゲーム性(お遊びではなく、競合うという意味)を持って進めますから楽しい研修です。
参加者は、『読むことよりも、作ることと繰り返すことで理解が深まる』という研修コンセプトにより具体的に学ぶことができます。
- 経営シミュレーションのテキスト
- ワークシート
- 理解度確認テスト(2日コースの場合)
- 研修備品についてはこちらのページをご覧ください
- パソコンとプリンタは一セットのみ(DOMEXが手配)
- 参加者は電卓と筆記用具のみで可…鉛筆系、蛍光ペン、消しゴムが必要です
- その他研修備品 (液晶プロジェクターまたはOHP)等はご用意願います
|