経営シミュレーション(ビジネスゲーム)の目的
□目的はシミレーション内での勝ち負けではない。学ぶことです
□バランス感覚とタイミング感覚は、シミュレーションならではの効果です
□「事業感覚」と「戦略思考」の養成がトップマネジメントへの接近です
経営シミュレーション研修に参加することで、次のような効果を期待できます。
- 部門管理者から経営メンバーへの脱皮
- 長期・短期のバランス感覚の向上
- 投資的支出とタイミング感覚の向上
- 経営の様々な局面における教訓抽出とその共有化
- 事業能力の向上、とりわけ未踏領域の克服
- 視野の拡大とヒューマンスキルの向上
何を学ぶかの視点・・・勝ち負けは学習への動機づけにすぎない
『経営者の実力はすべて数字が示す』。これは現実の話しですが、本研修は結果(業績)よりもプロセスへの理解を重視します。つまりシミュレーション上の勝ち負けではなく、上位コースは事業感覚と戦略思考の養成を、入門コースはビジネスの普遍的なスキルである計数能力とマーケティング力の養成を重視します (コースメニューから個別コースへどうぞ)。
事業感覚の養成・・・トップマネジメントへの接近
|
|
経営資源に対する
バランス感覚の養成 |
投資の意思決定による
タイミング感覚の養成 |
経営幹部に必須の
アカウンティング能力の養成 |
ヒューマンスキルの養成 |
|
|
|
|
|
|
|
|
部分最適よりも全体最適を追求し、『経営者とは全体の専門家』であることを体得します。
換言すれば自己の未踏領域(苦手・未体験分野)の克服がテーマです。 |
投資のタイミング感覚は理屈で身に付くものではありません。
経営者の視点で決断をします。短期、長期、大小さまざまな投資行為を試み、成功と失敗を通して時間軸で考えることを体験します。 |
P/L,B/Sを中心とした財務会計を経営者視点から理解します。
資金繰り(キャッシュフロー)を生々しく学べます。
ROA、ROE、EPS等の経営指標を理解します
管理会計をBEP分析から限界利益、貢献利益によるセグメントP/Lへ高めます。 |
トップに要求されるリーダーシップとは何か。交渉場面における説得のスキルなど、数字だけではない定性的な要素を体得します。
特に、『一頭の獅子に率いられし羊群は、一頭の羊に率いられし獅子群を駆逐する』を体感できることは素晴らしいことです。 |
戦略思考の養成・・・世の中は一局の棋なり
|
|
相対的に優位な経営戦略の演習とKFS探索 |
経営戦略の定石の体験 |
|
|
|
|
- ライバルの失敗は当社を優位にするように、競争とは相対的な力関係であることを体験します。
- どの業界にも成功の扉をこじ開ける鍵があり、それがKFS(Key Factors for Success)です。KFSの意識的な探索により戦略発想を訓練します
|
以下のような、経営戦略の基本的なフレームワークを自分達の経営判断の中で体験できます。
- 競争優位の戦略---ポーターの競争の基本戦略・・・コスト戦略、差別化戦略、集中戦略の3つを体験します
- 市場と競争地位からの戦略展開---コトラーのマーケティング戦略---セグメントへの全面攻略、集中、専門化などの製品市場選択と、リーダー、チャレンジャー、フォロワー、ニッチャーの市場地位別戦略の体験です。
- アンゾフの成長ベクトルの体験・・・市場深耕、新市場開拓、新製品進出、多角化という選択・・・古典的ですが普遍性の高い戦略を体験します
- その他・・・製品の発展過程からの戦略展開(製品ライフサイクル戦略)、マーケティングミックス(4P戦略)、OEM戦略、プッシュ・プル戦略・・・などをコースにより扱います
コース別の含まれ方の違い |
|